2021/11/26(金)オンラインで開催されるNextream Solution Seminar 2021において、弊社応用技術課 課長の木村 貞弘がパネルディスカッションに、Solutions Architectの鷲田 龍英が講演にそれぞれ登壇します。
また、スポンサーセッションでは、弊社Technical Marketing Managerの片野 智明が、NSIの商品紹介を行います。
◆ 13:40-14:40 組込みシステム業界に今後求められるもの
・株式会社エヌエスアイテクス
技術企画部 応用技術課 課長
木村 貞弘
・株式会社アクセル
新規事業推進担当 取締役
客野 一樹 氏
・京都マイクロコンピュータ株式会社
東京オフィス ゼネラルマネージャ
辻 邦彦 氏
・株式会社ネクストリーム
技術部 部長
守田 直也 氏
あらゆるシステムへのAI活用が広がる中、リアルタイム性やクローズド環境での実現のため、組み込み機器への適用が増加しています。
ただAI技術を実装するには、以下のような組み込み機器ならではの技術課題があるのではないでしょうか。
1)通常のマイコンでは十分な性能が発揮できない
2)組み込みOS向けのAIのランタイムがない
これらの解決の糸口としてRISC-V技術が注目されており、また組み込みソフトウェア開発環境(SDK)も開発効率を考える上で重要です。
実際にそれらの技術に携わるスペシャルエンジニアをお招きし、組み込みシステム業界としてあるべき姿を議論します。
◆ emmtrix社 Parallel Studioによるソフトウェア自動並列化とその可能性
・株式会社エヌエスアイテクス Solutions Architect 鷲田 龍英
エヌエスアイテクスは、エンベデッドシステム向け高効率半導体IPである最初のDFP製品DR1000Cを昨年リリースしており、今後もRISC-VプロセッサやAIエンジン等を計画しております。
最初のDFP製品であるDR1000Cは、複数のスカラ演算器でベクトル演算器を共有した上で、マルチスレッドの同時並列実行によって高使用率化を達成可能な、アーキテクチャとなっております。
一方、各種ソフトウェアアプリケーションについて、DR1000Cのポテンシャルを最大化するために如何に最適化を行うかは、並列化・ベクトル化プログラミングの難しさから、使いこなしの課題のひとつとなっております。
今回は、ベクトルプロセッサ向けを含む、ヘテロジニアスな組み込みマルチコア・システムをターゲットとしたソフトウェア自動並列化ソリューションである、emmtrix社 Parallel Studioについて、この課題解決のためのサポートツールとなり得るか、という観点で評価いたしました。
本公演では、評価の結果とそこから得られた今後の可能性について、ご紹介いたします。